認知症の中核症状

見当識障害

見当識障害とは場所や時間、また環境や周囲の人間等自分が置かれているを状況を把握する認識能力が正常に機能しない状態で、初期の段階では日付や時間が認識できず、症状が進行すると場所や周囲の人も認識出来なくなります。

時間の認識が行われず、部屋が暑いと冬でも夏であると勘違いしたり、窓の無い部屋では朝晩の区別がつかなくなります。

人の認識も出来なくなるので子供や伴侶の名前を間違えたり、ペットの名前で呼んだりします。場所の認識も出来ないので、駅から自宅まで帰る事が出来なくなかったり、自宅の間取りがわからず、家の中でも迷います。

見当識障害は人物や空間、時間などの認知障害だけではなく、聴覚や音声機能、発生機能には問題がないのに行動や言語に対する認識が正常に行われない為、いままで身につけた言語の話す、聞く、書くといった行為が障害される失語や、体に運動を阻害する器質的な病変や障害がないのに目的の行動が正しく行われない失行等の症状が出ます。

失行により衣服を着替えたり、簡単な図形を書いたり、ひもを結ぶ事やボタンを留める事が出来ないなどの症状が見られます。

また視力には異常がないにも関わらず、物事を認識できなくなります。対象に直接触ったり、見たりしていても認識できなかったり、左右のどちらかしか認識できず片側の事がまったく認識されない失認の症状が見当識障害が進行すると現れます。

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