認知症の種類

ピック病

ピック病は大脳の側頭葉と前頭葉に原因不明の萎縮が起こり、神経細胞であるニューロンが侵害されてピック小体と言われる神経細胞が現れて脳の機能が障害を起こす病気でアルツハイマーが後方型認知症と言われるのに対し、ピック病は前方型認知症と言われます。

発症年齢が他の認知症に比べて早い為、若年性アルツハイマーと勘違いされる事もあります。

ピック小体の症状でもっとも特徴的なのは人格崩壊で、アルツハイマーや他の認知症に比べて人格崩壊の症状が強く、逆に記憶障害や見当識障害の症状はほとんどみられません。

初期症状から強い人格崩壊の症状が現れており、行動が粗暴になり人の話を全く気かなくなったり、人を馬鹿にした態度や窃盗などの行動異常も見られます。

アルツハイマーに特徴的なもの忘れの症状も、初期段階ではあまり見られず以前より怒りっぽく頑固になったと周囲は感じますが本人に病識はなく、運動機能にも問題は見られません。

ピック病はアルツハイマーなどと比べて、世間の認知度が低い為鬱病などと間違われる事もあります。

また運動機能に障害がない事が多く比較的低年齢で発症して力もあり、人格崩壊で暴力的になる事から施設などから受け入れを拒否される事も多いです。

認知症は低年齢で発症するもの程進行が早く平均で5年、早い場合は発症後2年ほどで衰弱して死亡する事もあります。

効果的な治療法はなく介護が中心となりますが、人格崩壊や異常行動が目立ち、運動能力や言語能力に問題がないので介護する側は患者に振り回されてしまう事が多く、精神安定剤や鎮静剤などで行動を制限する事もあります。

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